南座 春の特別舞台体験

南座 春の特別舞台体験へ行ってまいりました!

http://www.kabuki-bito.jp/news/2012/12/post_686.html

 去年もやっていたみたいですが、私は今回が初体験。

 千円払ったら南座の舞台に上がれるというもので、どうしてもさんかしたかったのです!!

 

 写真撮影も自由ということで今時なかなかふとっぱらですよw

 まず花道を通って舞台へ。

 この道は12月に仁左衛門さまが通った道・・・はうあ!!

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 意外と舞台の上の板はボコボコです。使い込んでる感じ。

 そして、意外と客席が近く見える! 三階席のお客さんの顔まで見えるというのは案外嘘じゃないです!

 そしてまずは回り舞台の体験。歌舞伎特有のあの、背景ごと舞台がグルって回るやつですね。

客席から見ててもダイナミックで面白い仕掛けですが、実際上に乗ってると、なかなかスピード感があってたのしかったです。

 次がせりですな。「楼門五三桐」なんかでお馴染みの、セットごと舞台がせり上がるやつと、役者さんが下から上がってくるあの仕掛けです。上がるセリと下がるセリ両方体験できます。

 下がるセリが体験できるということは、舞台下の奈落がちょっと覗けるということです!

 こんな感じでした

 マイクスタンドやちょっとした小道具、小さな書割(かな?)なんかが割と整然と置かれていました。暗いし危ないし足元は確保されてるんですね。なるほどなるほどー。

 そして上がるセリは180cmくらい上がるそうで、2階席のお客さんと目線の合う高さですね。

私は高いところ平気なんですが、それでも端っこに乗ってるとちょっと怖かったです。この上で演技する役者さんってすごい。

 最後は緞帳を下ろします。

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緞帳の裏には「火の用心」のもじ。芝居小屋は江戸時代から何度も家事にあっているのでその戒めの意味を込めているそう。

 最後にこの緞帳をチョンパという方法で開けます。チョンパとは真っ暗になったまま幕を開け、「チョンッ」という柝の音を契機に、一気に舞台と客席の照明が入るという演出なのですが、

真っ暗な中客席の薄明かりが見え、急に光の中に照らし出される感覚はなかなか感動的でした。

病みつきになりそうw

 私、実は一日で2回これに参加したんですが、一回目に案内してくれたお姉さんが本当に喋りが上手くて、プロの噺家さんやと思ったくらいだったんですが、南座のバイトの方でした。この方に当たったらアタリだと思います。

 お客さんをノせるのもうまいし、本当に歌舞伎が好きなのだなとわかる語り口で面白く、百倍楽しめました。

同時開催の歌舞伎ミュージアムは、南座の1階と2階のロビーに舞台の大道具や波の音や風の音などをだす道具などを体験できるコーナーと、顔見世のまねき上げの看板と歌舞伎絵の展示がありなかなか楽しめました。

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4月16日までやってますが、なかなかオススメですお!