5月29日 RHYMESTER 大阪公演

に行ってきました!!(タイトルから続いている)。

前回のツアーが一年前、ですからライムスターとしては非常に珍しく短いスパンでのツアーとなりまして、とってもうれしい!

私は本当はヒップホップというのがあんまり心に刺さらなかったりするんですよねえ。

そもそもヒップホップというのは、楽器を買う金もなければ練習する環境もなく

閉塞したスラム街で

スキルを必要としない 自由な音楽スタイルとして生み出されたもので

グルーブとかリズムのセンスはもちろん必要不可欠であるが

ライムの内容

その焦燥感とか

怒り 悲しみ 身近な欲求から 政治的なものまで

その魂をゆさぶるようなライムこそがヒップホップの肝だと思うわけですよ

だけど英語弱者たるわたしにとって

海の向こうのヒップホップはまさにお経でありました。

わからん。

PUBLIC ENEMYがすごいライムなのは知ってる。

対訳も読んでる

でも、ライムってのはグルーブ感とか 音に乗ってこそでしょ?

音に乗ってライムが追えない。するともう、お経なん。やっぱり。

で、ジャパニーズ・ヒップホップってやつ。

ほんと、RHYMESTERにたてつくようで申し訳ないんだけど

あんまり魂ゆさぶられんというか

スタイリッシュじゃね? みたいな。

泥臭い魂まるだしな感じが ヒップホップのよさだと思ってるの。

でもなんか 音もスタイリッシュだし

ライムは小難しいか

メインストリームのライムはホントにただ単純に女(と車) みたいな

ちゃうねん! そうやけど、それは、そこにいたるプロセスみたいなんあってからの女と車やん?

日本でいきなり女と車はカルチャー的にない!

とオモタ。

ライムスターのライムをはじめて聞いたのがいつかはもう忘れてしまったんだけど、

ともかく「ああ、泥臭い!」って思ったのを覚えています。

そんで「グレート・アマチュアリズム」を聞いてぶっとんで

ああ、これがヒップホップなんだな!

て思って、そっから夢中。

歌詞はジャスラック的な問題があるので引用しませんが

ともかく

要は

持たないものの音楽なんだ と

それをそねむんでなくて

でもこの思いはどうすればいい どう吐き出せばいい どう逆転すればいい 

ていう その方法こそがヒップホップだったのだと ヒップホップなのだと 思った。

そんで

ライムスターのライムからいつも感じるのはその 焦燥感。

成功したい でもなれない なれなくていいや 逆転したい 工夫すれば逆転できる 己に勝てばいい でもあいつムカつく

みたいな

いまだに! いまだにそういう焦燥感抱えて もがいて

でも人間好きで でもムカつく ムカつく奴やけど言動オモロイ こんなん超笑えね?w みたいな

すごく魂揺さぶられる

そんでステージ見るといつも、すごく楽しませることに気を配ってて、ホントに楽しい。ギミック満載で、ファン心理をくすぐる懐古企画とかw 長めのMCとか。

今回も2時間半くらいのながーいステージだた。MC半分くらいあったような気もするけど。

あと、三人のバランスが黄金律だ。キャラクタの振り分けっていうか役割分担が秀逸だと思います。