三宅八幡宮→百万遍知恩寺

前項のつづき

貴船口から叡電に乗って、八幡前下車。ちょっと歩くと三宅八幡宮

三宅八幡宮4
三宅八幡宮4 posted by (C)つばな

狛犬じゃなくて鳩。

三宅八幡宮2
三宅八幡宮2 posted by (C)つばな

鳩!!

 ここら辺は元々、小野家の所領だったそうで、この神社は小野妹子が勧請したらしい。

 神の御使いが鳩なので、境内は鳩だらけだよ。

三宅八幡宮1
三宅八幡宮1 posted by (C)つばな

ちょっと怖いくらいいるよ!!

 

 境内の売店で売ってる鳩餅がめちゃおいしいです。売店は地元の人がいっぱいおやつ食べに来ててにぎわってました。いい神社でした。

 出町柳まで出て、百万遍知恩寺へ。

 行った日は、法然上人御忌大会の日で、法要が終って片付けをなさっているところに行ってしまいました。バタバタしてる中でご朱印を書いていただきました。

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 法然上人こと円光大師がご本尊ということなのかな?

鞍馬寺奥の院~貴船神社

さて、前回鞍馬山本殿金堂にたどり着いた私は、奥の院を目指します。

その前に霊宝殿。

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 ちょうど、こんなパネル展をやっていました。私的にタイムリー!!

 清盛関係ということで、常盤御前の話なんかもあって、なかなか面白かったー!

 一階は鞍馬寺の動植物の展示で、昆虫の標本なんかもあって、なかなか面白かったです。

 二階がこのパネル展で、伝義経所用の太刀とか飾ってあったんですけど、ん? 脇差? ていうくらいの長さでした。。

 三階には仏像があって、なかなかよいかんじでした!

 その後、義経の息つぎの水などを超えて、義経公背比石

義経公背比石
義経公背比石 posted by (C)つばな

 結構ちっさい! 120cmくらいでしょうか。

その後、木の根道を通って、義経堂と、僧正ガ谷不動堂につきます。

木の根道
木の根道 posted by (C)つばな

僧正ガ谷不動堂
僧正ガ谷不動堂 posted by (C)つばな

 この場所は、能の鞍馬天狗が牛若丸と出会ったとされる場所ですね。

 さらにしばらく行くと魔王殿。

 この後はひたすら山を下り、貴船神社につきます。

貴船神社
貴船神社 posted by (C)つばな

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 足腰に病のない人なら、無理なく踏破できるかなと思います。途中色々寄り道しても1時間半~二時間で回れるかな。

 鞍馬寺は宗派を分けたのではなく、鞍馬弘教という新教を立ち上げたようで、仏教系には違いないですが、独特の宗教観があって、それが寺にも反映されていて、なかなか面白かったです。

 ぜひ訪れてみてください!

鞍馬寺に行ってきた!! 1

 最近、義経が熱い私は思い立って、鞍馬寺へ行ってまいりました!

鞍馬駅

 叡山電鉄鞍馬駅に降りると、「神様はじめました。」のキャラクターがお出迎え。今、鞍馬では神はじが熱いらしいよ。

 駅を出たら、ちょっと参道があってすぐに山門。

山門

 意外とお年よりも多くて、こんな山寺に参詣されるなんてみなさん、すごいですね! 私もこういうおばあちゃんになろう!

 少し上がるとそこはもう由岐神社です。

由岐神社
由岐神社 posted by (C)つばなCDcWu3tVAAATf4L.jpg

その横には鬼一法眼神社。

鬼一法眼神社
鬼一法眼神社 posted by (C)つばな

 「義経記」では完全な悪役、ほかの伝承では二君(平家と源氏)に仕える苦悩から死を選ぶ悲劇の陰陽師として描かれていたりする謎の人物です。義経好きとしてはどちらにせよ外せないお社です。

 ここから延々と山を登っていくわけですが、始まったばかりのこの時点ですでに心折れかけている私。だが、ケーブルには乗らず、この道を歩いていくんだ! と決心を固め、頑張って登っていきます。

鞍馬の道
鞍馬の道 posted by (C)つばな

 延々こんな山道を登っていく。途中にはベンチも用意してあるので、休み休み登りました。

 そして、ついに!!!

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 本堂着!

 山の上からの景色は見晴らしがよく、尊王秘仏で観られませんが、神秘的ないいお堂です。

 お守りに義経公の短刀(?)とか、天狗の扇とかがあったのもなかなかオリジナリティあふれていいな、と思いました。

 さて、次は奥の院に参りますがそれはまた今度!!

大阪歴史博物館のこと

れきはく

 乱藤四郎を見に大阪歴史博物館へ行ってきた。

 乱藤四郎は刀である(短刀 銘吉光 号乱藤四郎)。刀剣乱舞というゲームで火がついて、このたび大阪歴博で一般公開されるというので、刀らぶ仲間二人連れて刀を見に行ったのだ。

 正直言って、私、大阪歴史博物館があまり好きではなかった。なんでかって言うと、縄文土器を展示していないからである。

 私が歴史博物館に行くのは、基本、縄文土器を見に行くのである。もちろん、縄文土器の展示のない歴史博物館はほかにいくつもある。しかし、だいたいは一応縄文時代の展示はあるし、縄文土器の欠片かイラストくらいは展示されておる。だったらいいのである。この町にも縄文土器を作る人がいたんだな。その妄想だけでも満足。要は、縄文土器マニアなのだ。

 なのに、大阪歴博には縄文時代がない。突然難波宮から時代がはじまる。味気ない土師器と、(縄文に比べると)牧歌的な埴輪からである。縄文どこいったんだ。ギルティ。

 まあ、多分に私怨ではありますが、私、このような理由で今まで大阪歴史博物館を認めておりませんでした。歴博がどんなに良い特別展を持ってきても、どんなにいいセミナーを開いても、「だが私は認めん……!」と謎のかたくなさで退けてきたのだ。

 ところが今回、歴史博物館が私の愛する乱ちゃんを展示したことによって、私の心の雪が解け、心の偏光色メガネをとっぱらったまっさらな気持ちで、改めて大阪歴史博物館を楽しんできました。

 ……なるほど、悪くない。てか、いい、かも?

 まあ、言いたいことが全くないわけじゃない。復元模型展示はもうちょっと見せる方法があったんじゃないかな、とか。悪くないんだけど。あとやっぱり縄文時代はじめ、抜けてる時代があるのも気になる。けど!

 毎土日に行われる学芸員さんの解説、力の入ったセミナーやワークショップ、初心者にとっつきやすい自館刊行の出版物など、

 ハコモノでなくソフト面での充実を図り、利用者の知的好奇心を刺激し、満たすその取り組みは、むしろ博物館として正しい姿なんではないかと思う。美術品並べてるだけやったら、それは美術館やで!!! 国立め!! 見たか!! みたいな。

大阪歴史博物館
大阪歴史博物館 posted by (C)つばな

 さらに地下に埋まる難波宮の遺跡をめぐるツアー。これはボランティアガイドの人の解説付きでこの建物地下に眠る遺跡を回るツアーなわけですが、歴博に入場しなくても参加できます。つまりタダ!! なかなか面白かったよ!!

 新収品では、尾張本家の大塩家から大塩平八郎関係の史料が寄贈されたようで、大阪の歴史をテーマとする博物館として大変喜ばしい。大塩のこと調べてた時期があったので、「これがわざわざ見に行った、あの弓……!」と興奮する俺氏。

 さて、肝心の乱ちゃんは小さくて細くてとてもかわいかったです。まる

乱藤四郎
乱藤四郎 posted by (C)つばな

鴈治郎襲名公演 二月大歌舞伎

まずは夜の部ー

曽根崎心中

 歌舞伎の曽根崎心中ははじめて観たんですが、藤十郎さんらしい、原点に忠実なつくりでした。

 私は、近松の作品の中では曽根崎心中をそれほど高く評価してはいないので(近松を評価してないのでなく、愛する近松の作品の中では曽根崎心中はそれほどすごいと思っていない)、今回もそんなに期待してなかったんですが、なかなか味わい深かったです。

 梅玉さんの久右衛門がよい。扇雀さんの九平次は悪役のわりにすっきりしていた印象。がんじろはんはちょっと硬かったかなと思った。もうちょっと柔らかい感じがあるといいかな。

 道行きの美しさはやはり格別。

鏡獅子

 壱太郎くんの踊りのうまさが光る。途中の猿之助松緑の宗門争いがまた格別おもしろい。この二人、すごい合う。また一緒にやってほしい。

四の切

早変わりのときに、舞台上手の桜の木がゆさゆさ揺れてたのが気になった。うしろでたぶん、すごい大変なんだろうけど、、桜が揺れるので「あ、なんかやってんねやろな」と思ってしまうので、揺れないよう工夫して欲しい。

 猿之助さんは一昨年観たときより心情豊かな表現をされているように思えた。親子の情が胸に迫りました。

 しかもすごいかわいい。狐忠信、すごいかわいい!

京都四條南座顔見世公演

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とりあえず昼の部の感想

藤十郎の恋

 話としてはそれはど面白いものではない。ネタ選びのうまかった流行作家菊池寛らしいネタ。

 やはり主眼は隆太郎さんの恋に悩む、苦しむ姿にあるのかなあ。

 ちゃんと配役を読んでなかったので、藤さまは当然藤十郎さんがやると思ってたら扇雀さんだったのでびっくりしたww

 芸に真面目な感じがぴったりはまって扇雀さんよかったです。

 吉弥さんが割とよいお役で満足しました。

新口村

 我當さんの情にあふれる孫兵衛をもう一度見られて、感動。何度見てもないちゃう。

 秀太郎さん、梅玉さんの梅川忠兵衛はすごくかわいいカップルできゅんきゅんしました。

 孫兵衛をいたわる梅川がいとおしい。

魚屋宗五郎

 なんか笑うしかない。ハナシとしては人も死んでるし悲劇なんだけど笑うしかないんだが、それはもともとホンがそうなのか、幸四郎がそうなのかよく分からない。

 なんか禁酒キャンペーンに使えそうな狂言だったなあ。黙阿弥らしいかっこいいセリフの応酬で、まあ気軽に見れた。

仮名手本忠臣蔵 七段目 祇園一力茶屋の場

 忠臣蔵で唯一くらい好きな場。よくできたお芝居だよなあ。どこをとっても非の打ち所ない本だと思いますわ。

 仁左衛門さんの由良助はじゃらついているとこも粋(すい)でかっこよく、九太夫に蛸を食わされて「おのれ!」ていうシーンとか緩急のつけ方も秀逸で素晴らしいの一言!! 惚れ惚れする男振りだった。

 七之助のおかるは廓慣れしちゃった感がすごく出てて、あざとさとけなげさの間のかわいらしさがイイです。

 幕切れの由良助の重々しさが芝居を見た後の満足感を左右すると思うのですが、ニザ様素晴らしかった!!

マドリードのDía de la Raza(民族の日・コロンブスデー)

民族の日

 マドリードの民族の日(コロンブス・デー10月12日)。スペイン(白人)が新大陸を発見した日で、軍事パレードなどが行われます。国威発揚植民地主義賛美だと、批判も多いこのパレードを見に行った異民族の私たちはtve(スペイン国営テレビ)にインタビューされかけるが、英語もスペイン語も出来なかったため難を逃れた。靖国参拝に行く外国人みたいなものだからね。

 多くの来場者にとって、それはただの陽気なお祭りに過ぎないのだけれど、それが多くの人を傷つけるということに気付くべきだと思う。それはスペイン人だけの問題じゃない。今度は新大陸のコロンブスデーに行ってみたい。チャベス後のベネズエラは今年、どんな先住民抵抗の日(コロンブスデー)を迎えたのだろうか。スペインのパレードの来場者は白人ばかりだった。