はじめての歌舞伎観劇

 歌舞伎興味あるけど~と言われることが結構あるので「全然怖くないよ!」ていうのを伝えたくて、はじめての歌舞伎をサポートできたらいいなとこの文を書いています。

1.どんな服を着て行ったらいいの?
 「声優さんの握手会に行くときの服装」くらいだと、いい席でも堂々座れると思います。ただ、極論を言うと、ぶっちゃけどんな服装でも、回りの迷惑になる(視界をさえぎる、不潔など)ものでなければ全然OKです。気負わなくて大丈夫。

2.音声ガイドっていうヤツは借りた方がいいの?
 これは「好みによる」と答えさせてください。音声ガイドは物語の解説や豆知識など豊富な情報が演技の邪魔にならないように聞けるので便利なものです。ただ、歌舞伎は役者さんの演技のほかに義太夫や清元、鳴り物の演奏があり、これらは音楽です。この音楽を味わいたい人には音声ガイドは邪魔になります。

3.予習はしていった方がいい?
 江戸時代が舞台のもの(世話物)はセリフも普通に聞き取れると思うので予習しなくても大丈夫です。が、時代物(江戸時代からみて昔の時代が舞台のもの、源平・戦国など)は台詞回しが独特で聞き取りづらいと思うので、ネットとかであらすじは読んでいったほうが吉。

4.上演時間はどれくらい?
 普通は4時間くらいあります。4月歌舞伎座昼の部は4時間50分もあります。なので、お弁当が必須です! 劇場でも売ってますが持ち込めます。コンビニのサンドイッチ食べてる人も結構います。
 歌舞伎鑑賞教室や、一部の花形歌舞伎、新作歌舞伎は上演時間が短く、お弁当いらない場合もあります。初日のちょっと前に上演時間が発表になるのでチェックするのが吉。

5.そんなに上演長いの? ヤだな…
 幕見席というものがあり、好きな一幕だけを見ることができます。当日券なので、当日劇場に行って買います。これも初日前に情報が出るので公式HPをチェックしてください。
 歌舞伎座の公演は必ず出ます。他の劇場はチケットの売れ行きによっては出ない時があります。まあ、最近だいたい出ます…。

 はじめて歌舞伎を見に行く人によくきかれることを簡単に書いてみました。
 また、オタク向けにもうちょっと突っ込んだ記事も時間がある時に書こうと思っています。

 この内容は基本、文楽も共通なので、文楽はじめて見に行く人の参考にもなるかな~と思います。